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圖片只供參考
絵画や書、古文書など、紙や絹を用いた文化財は、表装によって、より美しく、より長くその存在を守られ続ける。そして、これらの歴史的遺産を修理・保存し、伝えていくことは、そこに込められた人々の思い・願いをも共有していく営みである。表装や修理は、どのような価値観や思想のもとに行われてきたものなのか。文化財の修理・保存の第一線にあり、その困難な作業の中で、技術者たちはどのような試行錯誤を重ねてきたのか。残し伝えられてきた「モノ」との真摯な対話の中から、表装と修理にまつわる文化史を描き出し、今日の我々にとっての文化財保護の意義と意味を照射する。
第1部 現代の装〓・文化財修理(装〓師の声を聞く―技術者から見た装〓文化財修理の進化表具師から装〓師へ古文書修理の歴史と理念)第2部 表装の文化史(日本中世の仏画の表装“東山表具”の成立をめぐる小考江月宗玩による表具の記録と制作表装が伝えるもの―後水尾院縁の掛軸を事例として近代日本における中国書画蒐集と表装近代日本画の材料と表装)第3部 修理の文化史(平安時代の仏画制作とその修理前近代における書跡・古文書修理の諸相―現状維持の理念をめぐって護持院隆光の寺社修理―元禄期の奈良を中心に近代日本画の材料と表装近世ヨーロッパ美術と修復―芸術作品の受容史の視点から)