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飢餓と戦争があいついだ日本の戦国時代、英雄たちの戦場は、人と物の掠奪で満ちていた。戦場に繰り広げられる、雑兵たちの奴隷狩り―。まともに耕しても食えない人々にとって、戦場は数すくない稼ぎ場だった。口減らしの戦争、掠奪に立ち向かう戦場の村の必死の営み。やがて、天下統一によって戦場が閉ざされると、人々はアジアの戦場へ、城郭都市の普請場へ、ゴールド・ラッシュの現場へ殺到した。「雑兵たちの戦場」に立つと、意外な戦国社会像が見えてくる。
1 濫妨狼藉の世界(戦国の戦場朝鮮侵略の戦場 ほか)2 戦場の雑兵たち(口減らしの戦場渡り歩く奉公人たち ほか)3 戦場の村―村の城(城は民衆の避難所安堵を買う)4 戦場から都市へ―雑兵たちの行方(浪人停止令「身分法」と人掃令 ほか)エピローグ―東南アジアの戦場へ
農閑期の出稼ぎとして戦場へ勇んで出向いた村人たち。稼ぎ場である戦場での略奪品には人間も含まれていた…。前作に新しい史実を加筆。