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フランス革命からナチズムまで、一世紀半におよぶ発展を遂げた“新しい政治”。それは合理的討論よりも神話やシンボル、儀礼や祝祭への大衆参加によって駆動する、ドラマとしての民主政治であった。本書ではナチズムをこの“新しい政治”による国民主義の極致と位置づけ、ドイツでの国民主義の展開を大衆儀礼やシンボルの政治史として捉え直す。聖火、整列行進、国民的記念碑や建築等のシンボル発展の過程を辿り、体操家や合唱団や教会、さらには労働者組織までがナチズムの政治的祭祀に統合されていく様子を赤裸々に描き出す。ナチズムを大衆操作ではなく大衆の合意形成運動として捉え、ファシズム研究の新局面を拓いた名著。
第1章 新しい政治第2章 政治の美学第3章 国民的記念碑第4章 公的祝祭―源流と展開第5章 公的祝祭―演劇と大衆運動第6章 諸組織の参入第7章 労働者の貢献第8章 ヒトラーの美意識第9章 政治的祭祀