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ロサンゼルスで活動した建築家ルドルフ・シンドラーは、今日では20世紀初頭にヨーロッパやアメリカで勃興したデザインの近代運動の中心人物のひとりとみなされている。シンドラーの作品は高い質を有し、創意にあふれているにもかかわらず、エスタブリッシュされた建築界のコミュニティに認められることはなかった。1971年に初版が出版された本書は、デヴィッド・ゲバードが南カリフォルニアの建築について著した、数多くの書やカタログのなかでも不朽の書である。シンドラーのもとでドラフトマンとして働いていたエッサー・マッコイによる初期の研究や、ゲバード自身が保存しているシンドラーの全原図を用いたこの書は、シンドラーの生涯を網羅し、彼の建築を的確に評価して近代建築史の文脈のなかで位置づけた、最初の、そして現在においても唯一のものである。
第1章 新旧の世界第2章 アメリカでの修業第3章 ライトへの師事第4章 機会―1920年代のカリフォルニア第5章 理論の実践第6章 スタイルの創造第7章 シンドラーの「デ・スティル」第8章 恐慌―新たな施主第9章 リビング・スペース第10章 モダン対モデルヌ第11章 ビジネス・コミッション―商業施設と集合住宅第12章 木の使用第13章 最終期のシンドラー終章 シンドラーの位置