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希望学は終わらない。凄惨で過酷な現実は、希望の母でもある。過去や現在の悲惨な事実に正面から向き合うことなく、未来の希望を語ることはできない。それは、全4巻を通じた希望学全体のメッセージである。
第1部 人類学がみつけた希望(オバマの希望―「もう‐ない」から「まだ‐ない」へ法に希望はあるか?―擬制が生む希望の力法と夢想と希望―フィジーの公立老人ホームで考える)第2部 成長の向こうにある希望(開発学にとっての繁栄、幸福と希望の意味―ブータンと水俣の事例からホープ・ウィズ・ウルブズ―他者との「交渉」パラダイム社会性のいま―感情、家族、そして日本の子ども)第3部 福祉社会の新たな希望(希望が台無し―逆機能する生活保障システム足場とブレーキ―希望の条件としてのベーシック・インカム)第4部 医療と性における希望(先端医療は希望か?―医学の進歩と患者のリスク性をめぐる権利と希望―労働から人格権へ)
日本をはじめ世界各地でさまざまな分野で模索されつつある、希望なき世界における「希望のはじまり」を考察する。