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スティーヴ・ジョブズが「師」と仰いだ起業家ノーラン・ブッシュネルは、創造をもたらすには「クレイジー」な人物を雇うべきだと説いた。「創造」と「狂気」には深い結びつきがあることを先端で活躍する人たちは、誰もがよく理解している。そして「創造と狂気」という問題は、実に二五〇〇年に及ぶ歴史をもつ。本書は、プラトン、アリストテレスに始まり、デカルト、カント、ヘーゲルを経てラカン、デリダ、ドゥルーズに至る壮大な歴史を大胆に、明快に描く未曾有の書である。気鋭の著者がついに解き放つ渾身の書き下ろし!
はじめに―創造と狂気は紙一重?「創造と狂気」の関係を問うプラトン―神的狂気と創造アリストテレス―メランコリーと創造フィチーノとデューラー―怠惰からメランコリーへデカルト―狂気に取り憑かれた哲学カント―狂気を隔離する哲学ヘーゲル―狂気を乗り越える哲学ヘルダーリン―ついに統合失調症が現れるハイデガー―詩の否定神学ラカン―「詩の否定神学」の構造論化ラプランシュとフーコー―ヘルダーリンと父の問題アルトーとデリダ―病跡学脱構築ドゥルーズ―「詩の否定神学」からの逃走