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人びとの夢のありかは、アジアだった!ここに知ってほしい人びとがいる…アジアにおける思想空間と人びとの旅路。司馬遼太郎や徳富蘇峰、中国学の狩野直喜や台湾慣習調査の岡松参太郎、電通創業者の光永星郎、諜報活動に従事した宗方小太郎や石光真清、日本人教習の中島裁之や中島半次郎など、アジア各地を自らの故郷と思い、生死の場としたあまたの人びとの軌跡が、ここに蘇る。日清・日露から台湾統治、韓国併合、満洲国建国の時代、これらの人びとは、近代のあるべき姿をどう思い描いたのか。閔妃暗殺事件、新聞発行、日本語教育など、深く歴史にかかわりながらも歴史の陰に埋もれた「アジアびと」の姿を描き出す。
第1章 アジアびとの風声―司馬遼太郎の足音(愛憎相反する思い司馬さんとの機縁―「天涯比隣」と一枚のハガキの重み司馬文学の原郷へ―満洲体験とアジアそして国家アジアとは何か、日本はアジアか「アジアびと」への道程 ほか)第2章 熊本びとのアジア―ひとつの「環地方学」の試み(もう一つの坂道を歩んだ熊本びと熊本とアジアのつながり空間の心理的距離と交通手段 ほか)